最近の犬に増えてきている重大なことってなんだか分かりますか?
答えは
「メタボリックシンドローム」通称メタボ
人間の男性も最近はメタボに悩まされていることだと思います。
今や、健康診断の検査もある位世間ではかなり騒がれています。
そんな、メタボですが実は最近犬の肥満が非常に増えてきています。
犬がメタボになると、
「クオリティ・オブ・ライフ」
生活の質が落ちます。生活の質が落ちるだけではとどまらず、重病につながる恐れも出てくるほどで野放しにしておくことのできない問題となりました。
愛犬がメタボ(肥満)になってから悔やむ飼い主続出
肥満に関連する疾患として
・関節疾患
・内分泌疾患
・心疾患
・皮膚疾患
・肝疾患
・呼吸器疾患
・高脂血症
などの、様々な疾患病を引き起こすとされています。
犬の身体のあらゆる機能に悪影響をもたらすと言っても過言ではない。
メタボになってからのダイエットは難しい
脂肪と言うのは、蓄積されることで身体の機能が損なわれ健康が害される恐れがあります。
つまり、脂肪は万病の元と言える存在なのです。
5,6年前に比べて肥満の犬が多くなってきていると答える獣医師が全体のおよそ6割を占めていることから、今や肥満は人間だけでなく犬などの動物においても注意していかなくてはならない重大な問題と言えるでしょう。
また、愛犬が肥満になってから慌ててダイエットをさせようとする飼い主の姿が多く見られますが、1度肥満になってしまうと「糖尿病」「心臓病」と言った病気は消耗が激しくダイエットは難しいと言います。
肥満になってから、ダイエットをさせるのではなく日頃から体重コントロールを心がげて行く必要があります。
並行して、肥満によって病気を起こすことは愛犬にとってはものすごく辛いことですが、それと共にかつての元気な様子を見せなくなった姿に飼い主も一緒に苦しむことになります。
肥満になってから後悔した飼い主の声
仕事から帰った私にとびかかろうとして、階段で転び何回転もしながら階段を落ちてきた。
その日から、足を引きずるようになりやがて動けなくなった
見てもらえばわかるように、肥満になってから後悔した飼い主が多いです。
こうならないためにも、日ごろの体重コントロールを心がけていかなければいけません。
食事の量を減らせばメタボは解消させるのか?
答えは
NOです!
犬のダイエットも、人間同様に摂取と消費のバランスが非常に大切です。
おやつとしてクッキー1枚(およそ60キロカロリー)の物を与えたとしましょう。
たったこれだけなら問題ないように思いがちですが、体重5㎏の犬に与えた場合人間がハンバーガーを1つ食べたのと同じ摂取カロリーになります。
かなりの摂取カロリーになってしまいます。
これを消費しようとしても、肥満により関節疾患になっていれば元気に走り回ることができないので消費は当然難しいです。
また、筋肉量が落ちれば代謝も悪くなるのでさらに難しくなることは明らかです。
つまり、自己流のダイエットには危険が多いという事です。
愛犬が肥満になって悩んだときは、自己流のダイエットで何とかするのではなく動物病院へ行き、獣医師の判断の元適切なダイエット方法を一緒に考えてもらうのがベストと言えるでしょう。