犬の耳に病気を徹底解説!

動物

皆さん、耳の病気と言えば何を思い浮かべますか?

 

突然聞かれてすぐに答えられる人はそんなに多くないですよね?

一般的な答えとしては、まず始めに「中耳炎」があがるのではないでしょうか?

 

実際僕もそうですし、なんなら子供のころ中耳炎で入院したことが何回かあります。

意外と耳が痛くなって大変なんですよね…

 

さて、少し話がそれてしましましたが犬にも耳の病気があるのはご存知ですか?

 

なんとなく知ってるって方もいると思います。

 

今回は、そんな犬の耳の病気を徹底解説していこうと思います。




犬の耳が病気にかかったらどうなるの?

まず、犬が耳の病気にかかるとどうなるのでしょうか?

 

結果は、ほとんど人間と同じです。

・耳が痛くなる

・あくびや物を噛むのがしんどい

・耳が聞こえにくくなる

・最悪の場合耳が聞こえなくなる

 

人間の場合は、自分の言葉で「痛い」と言えますが犬はそうはいきません。

では、どうやって判断すればいいのでしょうか?

 

最も簡単に見分けるのは普段の犬の表情や行動から読み取ることかもしれません。

普段一緒に暮らしていれば

「なんかいつもと違って様子がおかしい」

と気づくことができるのではないでしょか?

 

そんな時は、速やかに動物病院へ連れていき早期発見・早期治療を心がけましょう。




犬の耳に起きる病気の種類

外耳炎、中耳炎、内耳炎

耳は、外側から「外耳」「中耳」「内耳」と分けられます。

簡単に説明してしまうと

・耳の外耳に起こる炎症を外耳炎

・耳の中耳に起こる炎症を中耳炎

・耳の内耳に起こる炎症を内耳炎

と言います。

 

外耳炎

外耳炎は、耳の穴から鼓膜までの外耳道にかけて起きる炎症です。

耳から「耳ダレ」と呼ばれる分泌液が出てくる特徴があります。

 

中耳炎

外耳炎が悪化することで起こるのが中耳炎です。

耳から出る分泌液「耳ダレ」も外耳炎の時より多くなります。

また、痛みも外耳炎の時よりも痛さが増します。

 

例えば

・大きな口分けると痛みがあるのであくびを途中でやめる

・固いドライフードを嫌がり、柔らかいものを好むようになる

・痛くない側ばかりで物を噛むようになる

これらの症状が出てきたら中耳炎の可能性は大です。

 

内耳炎

中耳炎よりさらに症状が進むと内耳炎になります。

内耳には三半規管があるため、姿勢が傾いてしまったり、雄の場合はおしっこをするときに片足をあげるとふらついたりします。

 

また、眼球が揺れる「眼球振盪(がんきゅうしんとう)」が起こります。

内耳炎は、脳に近いため確定診断にはCT、MRI検査が必要になります。

 

この病気は、外耳炎→中耳炎→内耳炎と徐々に内部に進行していくため、外耳炎の状態の早めの治療がカギになります。

 

耳血腫

耳介と呼ばれる一般的には耳と呼ばれる場所の軟骨内に血液が溜まってしまう病気で、突然耳が腫れてしまうので驚く飼い主さんも多いです。




犬の耳に病気が起きることで困ること

犬が耳の病気にかかると、耳が聞こえにくくなる可能性があります。

当然、耳が聞こえにくくなるという事は生活において困ることも出てきます。

・お散歩中に車の音に気付きにくくなる

・飼い主の呼びかけに反応しなくなる

 

お散歩中に車の音に気付きにくくなるという事は、車に気付かずに飛び出してしまう危険性もあります。飼い主さんの注意が必要になります。

 

飼い主の呼びかけに反応しなくなるという事は、ご飯の合図も聞こえにくくなりますし、飼い主が近づくことさせギリギリにならないと気付かずにビックリしてしまうこともあります。

 

こんなことになる前に、早めの治療をしましょう!





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