先日12日に、韓国の首都「ソウル」にて物議を醸す犬肉食への反対デモ活動を動物愛護団体が起こしました。
それに伴い、養犬業者らが対抗デモを行うという異例の事態が発生した。
韓国の犬肉事情
韓国では、古くから脂の多い赤身の犬肉は伝統料理とされ今なお、年間約100万頭の犬が消費されています。
最近では、犬は食肉用ではなくペットとしての捉え方が受け入れられ始め、犬肉の消費量は年々減少している。
消費量の減少により、国内の犬の食肉処理場の閉鎖が進む中、それに便乗するかのように国内外の動物愛護活動家が犬肉食の完全なる禁止に向け圧力をかけ始めている。
デモを行った日付の意味
今回のデモは、韓国の民間信仰で最も暑い日とされている「三伏」の初日に合わせて開催されました。
多くの韓国人は、この日に鶏肉か犬肉を食べると暑気払いができると信じており、韓国人が犬肉を食べる日に合わせて動物愛護団体がデモ活動を行った。
そこに合わせ、養犬業者らも対抗デモを行い2つのデモ活動が1日に同時開催されました。
犬肉食禁止に対抗する養犬業者らのデモ内容
養犬業者らは、動物愛護団体が大規模なデモを行っている場所から少し離れた場所で小規模ながら声高に対抗デモを行いました。
参加者は、「闘え!団結せよ!」と書かれた鉢巻を着用し、実際に犬肉を辛口のタレに付けて食べ気勢を上げていた。
また、養犬業者らが配布していたチラシには、
「犬肉そのものはコラーゲンの塊で、肌にもよく、美人になれる」
と書かれていました。
高齢者の健康にとっても利点があるとし、
と訴えていた。
まとめ
韓国では、まだまだ犬肉食の文化が残っています。
文化的なものなので、あまり批判はできないですが今の世の中の犬への見方から言えば、犬は食肉でなくペットとしての役割の方が大きいのが現状です。
疑問なのが、本当に犬肉を食べることが幸せな毎日を送れるのかと言う点です。
僕個人も、犬はペットであり食べるのもではないと思っていますが、1つの文化を変えることは容易ではないと思います。
現に、今回のように犬肉食の禁止に向けたデモ活動が行われていても、反対して対抗デモを起こしている人たちがいるように無理やり禁止しても、どこかで必ず反動的なことが起きかねません。
本来であれば、デモ活動ではなく話し合いで解決するのが好ましいと思いますが、なかなかそう上手くいかないのが現実です。
この記事を読んで、皆さんはどのように思いましたか?
恐らく、意見は分かれると思います。
これが現状です。
個人的に叶うのであれば、犬はペットとして食用ではなくなってほしいと願っています。